台湾と言えば夜市を真っ先に思い浮かべる方も多いはずです。
でも、いわゆる『るるぶ・まっぷる』に載っているような人気の夜市を順番に紹介しても正直おもしろくありません。
ですので、このブログでは実際に台湾に住む日本人が人気の夜市から地元民しか知らないディープな穴場夜市までおススメ夜市を紹介していきます。
筆者が実際に現地に行って体験したので、自信をもって勧めることができます。
✔アクセスやおすすめ料理を知りたい
✔本記事の内容
・台湾で本当におすすめする夜市6選
・アクセス・おすすめ料理・雰囲気を写真を用いて解説
・各夜市の特徴を説明
✔地元民しか知らない穴場夜市を知れる
✔各夜市の特徴を知れる
結論からいうと以下です。
観光地・ホテルの立地や各夜市の特色に合わせて選ぶべし
目次
士林夜市
こちらは台湾の屋台と言えば一番に出てくる夜市だと思います。
おそらくすべての旅行雑誌に載っている台湾と言えばという枕詞がついてくる一番の知名度を誇ります。
規模は台北市内一の大きさを誇り、食べ物はもちろんゲーム・衣類・雑貨なども豊富です。
*広すぎるので、エリア別に分けた地図を載せておきます。
結構役立ちますよ(笑)
おちついて食べたい場合は、地下1階に食堂街があるのでこちらがおススメです。
ここは小規模の熱炒(台湾式居酒屋)が立ち並び座って食べることができます。
アルコールもビールなら各店にて注文が可能です。
続いて士林夜市のビブグルマンを紹介していきます。
フランスのミシュラン社によるグルメ情報ガイドブック「ミシュランガイド」に近年導入された新しい評価指標で、3500円以下ながら美味しい料理ができる店を紹介。その後は、グルメ情報ガイドブックのパイオニア的存在となり、日本はもとより世界中で最も威信や注目を集める存在となっています。
驚かれるかもしれませんが、台湾の屋台がかなりビブグルマンにノミネートされているのです。
1件目はこちらです。
海友十全排骨(ビブグルマン登載店)
店内には数々の有名人の写真が
薬膳スープがこの店の看板メニューです。
鶏腿(ジートゥエイ)=鶏肉の脚
羊排(ヤーパイ)=羊肉
排骨(パイグー)=豚肉
*すべて骨付き
鶏肉薬膳スープ100元(360円)
薬膳ですが臭みはなく意外とあっさりしており飲み易い印象でした。
しかし、ビブグルマンという期待が高かったのか、個人的にはそこまで感動はありませんでした。
絶対におススメかと言われたら、正直微妙です。
口コミでの評価も高かっただけに少し残念でした。
改めてネットの情報や他人の評価は必ずしも正しくないなと思いました。
続いて2件目に行ったのがこちらです。
涼麺好朋友(ビブグルマン登載店)
注文時に辛さを聞かれますので、必要なら『要辣(ヤオラ―)』と言って下さい。
涼麺 小45元(162円)・大60元(216円)
さっぱりした酸味のあるソースに麺を乗せた台湾式の冷やし中華です。
これは正直やられました。
具材も少なくかなりシンプルな見た目なのですが、ゴマダレと酸味の効いたソースがマッチしかなり美味しかったです。
最後に紹介するのははビブグルマン登載店ではありませんが、個人的に凄くおすすめなので紹介させていただきます。
ところで、読者の方は臭豆腐を食べたことがありますか?
ほとんどの人が食べたことが無いと言うと思います。
チャレンジしようと思ったけど、あの街を歩いていると匂ってくる臭ささがどうしてもダメだった方も多いはずです。
しかし、臭豆腐も調理方法がいろいろあるのです。初めての方は、揚げたタイプの臭豆腐をおすすめします。
士林夜市の中でも、特に台湾人に人気があるこちらを紹介します。
家湘涼麺(ビブグルマン非登載店)
ここの臭豆腐は揚げることで臭豆腐の独特な臭みを消しているため、臭豆腐苦手な人でも比較的食べやすくなっています。
チャレンジしたい方はぜひ試して下さい。
士林夜市はグルメなだけでなく、洋服や雑貨など様々なものが売っています。
特徴
台北で一番の規模を誇りグルメに買い物に楽しめますので、一度行ってみる価値はあります。
寧夏路夜市
ここは台北駅から一番近い夜市になります。
直線距離100mほどの両際に店舗が立ち並び規模も比較的大きく台湾の夜市の雰囲気を味わえます。
観光客だけではなく地元民も訪れる夜市です。
一番有名なのは鶏肉飯
個人的にはこちらの鶏肉飯が美味しかったです。
専用のニラソースをかけて食べると平気で2~3杯は食べれます。
こちらのカキオムレツもかなり有名です。
平日でも行列
ちなみにこの写真はコロナまっただ中で観光客がいない時に撮影したものなので、いかにこの店が地元客に愛されているかが分かるかと思います。
マンゴーかき氷・とりの唐揚げのジーパイなど台湾の屋台の有名の料理も一通りありコンパクトにまとまっています。
特徴
台北駅からの立地が良く、台湾の屋台の雰囲気を気軽に味わえる夜市になります。
通化夜市
この夜市は101から近い場所で立地も良いです。
規模も大きすぎず小さすぎず丁度良い夜市になります。
101の観光ついでに寄るのも良し、信義のナイトクラブに遊びに行く前に寄るのも良し。
夜市の中には、ビブグルマンを受賞した梁記滷味という店があります。
*滷味(ルーウェイ)は台湾風のおでん
梁記滷味(ビブグルマン登載店)
醤油や漢方のスープで煮込まれた茶色の鶏の腳や首、トサカ、内臓系がずらりとならんでいました。
日本人ならちょっと退いてしまう光景かもしれませんが、ハマるとクセになります。
常に行列ができており台湾人からも大人気でした。
好きな具材をカゴに入れて店員さんへ渡します。
食べやすくカットし、お好みで酸菜とねぎ、唐辛子をトッピングしてくれます。
派手さはありませんが、しっかりと味が浸みた滷味はまた食べたくなる美味しさです。
漢方控えめのクセのない味つけで、豆干や昆布などの初心者さんにも挑戦しやすい食材も揃ってあるのでぜひ試してみて下さい!
天香臭豆腐(ビブグルマン登載店)
ここの名物は揚げた臭豆腐になります。
揚げることにより、臭さを消し食べやすくします。
*実際の調理画面
ここでも、辛さを聞かれますので必要なら『要辣(ヤオラ―)』と答えて下さい。
こちらは店内にイートインスペースがあり、ステーキ屋と併設されているためソース関係も豊富です。
おろしにんにくは何にでも合うので地味に嬉しいところです。
酸味のあるキャベツと甘辛のソースがマッチして何とも美味です。
さすが、ビブグルマンに選ばれるだけはあるなと思いました。
御品元冰火湯圓(ビブグルマン登載店)
こちらの看板メニューは白玉のようなお餅の中にゴマやピーナツなどの餡が入った湯圓です。
注文時に凍的(ビンダ)と伝えると、出来立て熱々の湯圓をかき氷の上に載せてくれる冰火湯圓が出てきます。
普通の湯圓は甘いスープに団子が浸かっているデザートなので、他ではあまり食べる事が出来ない珍しい湯圓になります。
日本語のメニューもありますが、店内にあるためこちらを見ながら店頭で注文して下さい。
中国語が分からなければ、番号を伝えればよいですよ。
*熱的(ルーダ)と伝えると通常タイプが出てきます。
1番 桂花芝麻湯圓(冷たい)70元(252円)
分かりづらいですが、湯気が出ているのが分かりますか?
少し珍しいデザートなので近くに来た際は、1度試してみる価値はあります。
また、このすぐ近くには小籠包で有名な明月湯包があります。
明月湯包(ビブグルマン非登載店)
店内の雰囲気です。
店内は清潔感がありその場で小籠包を包んでくれます。
そのため、皮がもちもちで味も非常に上品でした。
8個入130元(468円)
最後にもう一つ紹介させていただきます。
調子に乗って小籠包を食べ比べに来た。信じられるか…この路地裏の小さい店が鼎泰豊より旨い台北No.1小籠包なんだぜ😋 pic.twitter.com/63f8cdJXNB
— 豪商クラトロ (@clubtropixxx1) April 12, 2020
クラトロさん大絶賛のこちらです。
正好鮮肉小籠湯包(ビブグルマン非登載店)
ここは夜市から一つ外れた場所に位置し、路地裏を抜けると現れます。
台湾は本当にこういう路地裏に隠れた名店があることが多いのです。
店内はまさに台湾の下町食堂という感じです。
良い感じに汚れており、古く良くも悪くも味が出ています。
こちらが台湾最強を誇る小籠包の神様です。
100元(360円)
美味い、、
安すぎる、、、、、
*一番有名な鼎泰豐(ティンタイフォン)は5個110元
こちらの薬味を使い、酢3:醤油1でショウガを浸して食して下さい。
シンプルな普通のタイプしかありませんが、味は保証します。
鼎泰豐など有名店のような繊細さはありませんが、シンプルな具材に肉汁がたっぷりと包まれておりかなり美味しかったです。
店中に飲み物はありませんので、ビールなり飲料は各自持参してください。
特徴
101からも歩いて行ける立地の良さ・小規模ですがコンパクトにまとまっていること意外と名店が多い点がメリットになります。
雙城街夜市
ここは台湾では珍しい24時間営業の夜市になります。
場所も中山エリアにあるためアクセスも便利です。
*最寄りのMRTは中山國小です。
両脇に屋台が並び約50mほどの道が続きます。
おススメは晴光意麺・ニラ水餃子です。
こちらがニラ水餃子の店前
ニラ味がきついですが、B級グルメっぽさがあり美味しいです。
ニラ水餃子 10個60元(210円)
おろしにんにくをつけてくれるので、とにかくビールと合いました。
晴光市場の方へ歩き、少し外れたアーケードの中に晴光意麺があります。
メインの道から外れた商店街の中にポツンと現れます。
隠れ家感がありこれはこれでありだと思います。
肝心の麺はシンプルなトッピングにソースをかけた簡単な作りですかB級グルメ感が満開でこれはなかなか病みつきになります。
意麺 50元(180円)*煮卵付き
ここは24時間営業しているのがメリットですね。
特徴
24時間営業の屋台。
中山地区に宿泊の方が、朝飯や夜中の夜食に出向くのも楽しいかもしれません。
夜市自体は24時間営業ですが、店によっては営業時間が決まっているので事前に確認して下さい。
南機場夜市
ここは少しディープな夜市で地元民しか来ないエリアになります。
英語・日本語もほぼ通じない地元民が集う夜市です。このローカル感がビシビシと伝わる雰囲気がTHE台湾という感じがして非常におすすめです。
ここは『山内鶏肉・未来水餃店』が特におすすめになります。
山内鶏肉
ここは入口のすぐ右手に位置しており、人もたくさん並んでいるのですぐにわかると思います。
名物の鶏肉飯 100元(360円)
普通の鶏肉飯より肉厚があるので、非常に食べ応えがあります。
テーブルに置かれている台湾特製の唐辛子醤油のソースをかけてガッツいて下さい。
非常に人気店のため、8時ごろには売り切れている可能性があります。
そしてもう一つのおススメがこちらの未来水餃店です。
未来水餃店
ここの餃子の特徴は皮がとにかくもちもちなことです。
店内もかなり混雑しており、地元民で溢れかえっています。
ピーク時には少し並ぶ場合もあります。(10~30分くらい)
その際は店員さんに人数を伝えると良いです。
席に座ると餃子の個数を聞かれます。
你要幾個?(ニーヤオジーガ)『いくついりますか』
と聞かれますので個数を答えれば良いです。
10個70元(252円)です。
10個なら『シーガ』20個なら『アーシーガ』30個なら『サンシーガ』といえば良いです。
餃子にはビールがすごく合うのでおすすめです。
すぐ近くにファミリーマートがあるので、ビールを購入し持ち込みましょう。
この夜市はMRTからも離れており、場所が少し不便なのがネックになります。
ですが、本当に海外感を味わえて台湾に来たなという感じがするので筆者は個人的に凄くおススメします。
特徴
台湾のディープな夜市を堪能したい方におススメの夜市になります。
師大夜市
台湾の中心街からは外れた夜市ですがこちらもおすすめ夜市です。
特に洋服やアクセサリー小物などが多いため女性同士もしくわ、女性とのデートにおすすめします。
近くに師範大学があり学生も訪れる夜市のため、若者向けの洋服屋やアクセサリー・小物屋なども多くあります。
もちろんグルメの店もあります。
個人的にはこの夜市にあるこちらのルーウェイが台北で一番好きです。
大台北
ルーウェイとは台湾式のおでんで好きな具材を選び、それを専用の出汁を入れた鍋で煮詰める料理です。
このようにかごを取り、好きな食材を入れ店員さんに渡します。
渡すときに辛さを聞かれますので、『小辛(シャオラー)』『中辛(ジョンラー)』『大辛(ダ―ラー)』と答えて下さい。
*余程辛いモノ好きじゃない限り小辛で十分です。
こんな風にルーウェイは作られています。
そうして出来上がったのがこちらになります。
見た目はいまいちですが味はかなり美味しいです。
またルーウェイの道を奥に進むと、メロンパンで有名な『好好味』が見えてきます。
好好味
この店は熱々のメロンパンをバターに包むというシンプルなデザートを販売しています。
おすすめは高級バターのエシレバターを使ったメロンパンです。
LV頂級氷火 1個60元(216円)
シンプルisベストとはよく言ったもので、味は想像通りなのですがサクサクメロンパンにバターが溶けてかなり美味しいです。
特徴
中心部から少し外れているので、立地は今一ですが2回目以降の台湾旅行やベタな夜市は行きたくないという方におすすめの夜市になります。
後は買い物好きの女性なんかも楽しめる夜市です。
まとめ
本音を言うと、どの夜市も置いている食べ物にそんなにそん色はありません。
余程、ここのこれがどうしても食べたいというのがなければ、旅行プランから考えた立地によって選択する方が効率的に台湾観光ができると思います。
士林夜市は台湾の夜市の雰囲気を味わえるため、一度行く価値はある。
夜市は自分の旅行プランに合わせて行くべし。
紹介する店名の位置はすべてグーグルマップで検索できます。
以前台湾に行った時は有名所どけしか観光できなかったので、とても参考になりました!
コロナ収束したら行くぞ!!